「鹿の命を捨てている」という長野県の問題を解決する、ブランド設計&ツール
宣伝会議アートディレクター養成講座課題「出身地の課題解決」の制作物。農林被害対策として年間3万頭の鹿を狩猟する長野県。鹿肉は食用として需要があるにも関わらず、廃棄率95%という「命を捨てている」状態でした。解決策として、鹿肉を販売し現状を伝える役割を担うアンテナショップのツールを制作。鹿肉を「森からの贈り物」と定義し、それを食べることが、猟師の雇用安定や林業の発展を促し、森をはぐくむことに繋がると打ち出しました。
CONCEPT
ブランドコンセプトは「森をはぐぐむ贈りもの」。緑をテーマカラーとし、鹿肉が「森からの贈りもの」であること、大切な人への贈り物として扱える品であることを表すようなパッケージとしました。
パッケージ/ショッパー/リーフレット
箱は間伐材を使用し、リーフレットを差し込んだ風呂敷包みを想定。ショッパーの表は天然を表す白を、裏には森を連想させるドローイングを描き、「自然」の印象を打ち出しました。
プレゼンテーション
以下の流れで情報を整理し、企画を展開していきました。
Art Direction / Design / Copywrite / Illustration / Craft : 滝澤大地